治療・クリニック

ED・早漏のオンライン診療の選び方:流れと費用、確かめたい5つのこと

最終更新 参考文献 3件約6分メンズコア研究所 編集部

参考にした論文や資料は記事の最後に載せています。医師の監修は受けていません。編集方針

病院の待合室に座るのは気が重い。オンライン診療なら、スマホで医師に相談して、薬を自宅で受け取れます。ただ、クリニックの選び方を間違えると危ないこともあります。

要点

ED・早漏は、オンライン診療に対応した泌尿器科やメンズクリニックで相談できます。選ぶときは、医師が診察して持病や飲んでいる薬を確かめるか、国内で承認された薬か、料金の総額、困ったときの相談先、配送とプライバシーの5つを確かめてください。個人輸入や海外通販の薬は、4割が偽造品だった調査があり、おすすめしません。

目次
  1. オンライン診療とは
  2. 相談の流れ
  3. 選ぶときに確かめたい5つのこと
  4. 個人輸入・海外通販の危険
  5. よくある質問
  6. 参考文献
  7. あわせて読む

オンライン診療とは

オンライン診療は、スマートフォンやパソコンのビデオ通話などで医師の診察を受け、必要と判断されれば薬を処方してもらう方法です。厚生労働省は「オンライン診療の適切な実施に関する指針」で、診察のしかたや薬の処方のルールを定めています。

この指針では、不適切な例として「勃起不全治療薬等の医薬品を、禁忌の確認を行うのに十分な情報が得られていないにもかかわらず、オンライン診療のみで処方する例」が挙げられています。つまり、オンラインでも医師がきちんと確かめたうえで処方することが前提です。

相談の流れ

  1. 予約:クリニックのサイトやアプリで日時を選びます。
  2. 問診票:症状、持病、飲んでいる薬などを入力します。
  3. 診察:ビデオ通話などで医師と話します。顔を出したくない場合の対応は、クリニックごとに確かめてください。
  4. 処方・支払い:医師が必要と判断した場合に薬が処方されます。
  5. 配送:自宅や指定の場所に届きます。

選ぶときに確かめたい5つのこと

1. 医師が診察し、持病と薬を確かめるか

ED治療の飲み薬には、狭心症の薬(硝酸薬)など一緒に使えない薬があり、心臓の病気などで使えない人もいます。問診票だけで終わらず、医師が持病や飲んでいる薬を確かめてくれるかを見てください。

2. 国内で承認された薬を処方するか

国内で承認された医薬品は、品質や安全性が確かめられています。承認されていない海外の薬を扱う場合は、その説明があるかを確かめてください。

3. 料金の総額がわかるか

EDや早漏の診療は多くが自由診療で、保険が使えません。薬代だけでなく、診察料・送料・決済手数料、2回目以降の料金を含めた総額で比べてください。

4. 困ったときに相談できるか

副作用が出たとき、思ったような変化がないときに、医師に相談できるか、必要なら対面の受診につないでもらえるかを確かめてください。EDは心臓や血管の病気のサインになることもあり(Thompson ら、2005年)、原因を確かめることも大切です。

5. 配送とプライバシー

荷物の品名の書き方、受け取り方法(郵便局やコンビニ受け取りなど)、明細の表記を事前に確かめておくと安心です。

個人輸入・海外通販の危険

インターネットで入手したED治療薬の偽造品調査国内製薬会社4社2016合同調査
70件調べた薬
40.0%偽造品(28件)
35.6%日本から注文した分
わかったこと
有効成分が表示の1.5倍入ったものや、ほとんど入っていないもの、本物にはない用量のものがあった
注意
2016年の調査で、今の流通状況とは異なる可能性があります

偽造品は、効かないだけでなく、成分の量が多すぎたり、不明な物質が入っていたりして、健康を害するおそれがあります。持病や飲み合わせを医師が確かめないまま使うことにも危険があります。

よくある質問

EDはオンライン診療で相談できますか?

相談できます。オンライン診療に対応した泌尿器科やメンズクリニックでは、ビデオ通話などで医師が診察し、必要と判断されれば薬が処方され、自宅に届きます。持病や飲んでいる薬によっては使えない薬があるため、医師が確認に十分な情報を得られない場合は対面での受診をすすめられることもあります。

オンライン診療の費用はどれくらいですか?

EDの診療は多くが自由診療(保険が使えない)で、診察料・薬代・送料などはクリニックごとに異なります。薬代だけでなく、診察料や送料、2回目以降の料金を含めた総額で比べてください。

海外通販や個人輸入のED治療薬は安全ですか?

おすすめしません。国内の製薬会社4社がインターネットで入手したED治療薬70件を調べた調査(2016年)では、40.0%(28件)が偽造品で、有効成分が表示の1.5倍入ったものや、ほとんど入っていないものもありました。持病や飲み合わせを医師が確かめないまま使うことにも危険があります。

参考文献

  1. 厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」(平成30年3月、令和8年4月一部改訂) www.mhlw.go.jp/content/001685701.pdf(閲覧日 2026年10月13日)
  2. ファイザー・バイエル薬品・日本新薬・日本イーライリリー「ED治療薬の偽造品に関する4社合同調査」(2016年11月24日発表) mediaroom.lilly.com/PDFFiles/2016/16-62_co.jp.pdf(閲覧日 2026年10月13日)
  3. Thompson IM, et al. Erectile dysfunction and subsequent cardiovascular disease. JAMA. 2005;294(23):2996-3002. pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16414947/(閲覧日 2026年10月13日)

あわせて読む

治療・クリニックの新着記事