治療・クリニック

包茎手術の費用と保険適用:保険が使える条件、手術の方法、クリニック選びの注意

最終更新 参考文献 5件約6分メンズコア研究所 編集部

参考にした論文や資料は記事の最後に載せています。医師の監修は受けていません。編集方針

PRこの記事には広告(提携先の紹介・PR)を含みます。

包茎手術の費用は、数万円から100万円を超えるものまで幅があります。何が違うのかを知っておくと、必要のない出費を避けられます。

要点

真性包茎とカントン包茎の手術は、保険診療で受けられます。費用の例は3割負担で約1万円です。仮性包茎の手術や見た目を整える手術は自由診療で、泌尿器科の例では約8万円〜10万円でした。美容系のクリニックでは、広告の価格にオプションが加わって高額になったという相談が国民生活センターに寄せられています。契約の前に、総額と、必要な処置かどうかを確かめてください。

目次
  1. 保険が使える条件
  2. 費用の例
  3. 手術の方法と流れ
  4. 術後の過ごし方
  5. 高額請求のトラブル
  6. クリニック選びで確かめたいこと
  7. よくある質問
  8. 参考文献
  9. あわせて読む

保険が使える条件

真性包茎(むいても亀頭が出せない)

保険:使える

相談先:泌尿器科(病院・クリニック)

カントン包茎(むいた包皮が戻らない)

保険:使える

相談先:泌尿器科。締めつけて腫れているときは急いで受診

仮性包茎(手でむける)

保険:使えない(自由診療)

相談先:泌尿器科、メンズクリニック、美容外科

保険の手術を行っているかどうかは、医療機関によって違います。泌尿器科のクリニックでも自由診療だけのところがあるため、保険で受けたい場合は、予約の前に「真性包茎の保険の手術をしているか」を確かめてください。

仮性包茎は病気とは考えられておらず、手術をしなければならないものではありません。種類の見分け方は包茎の種類と見分け方にまとめています。

費用の例

保険診療(3割負担)

費用:約1万円

出典:ももたろう腎・泌尿器科クリニック

自由診療(泌尿器科)

費用:7.3万円(税抜)、総額約8万円

出典:ももたろう腎・泌尿器科クリニック

自由診療(泌尿器科)

費用:10万円(税込)+薬などで1,000〜1,500円

出典:さいたま泌尿器科クリニック

2026年10月時点で各クリニックのページに書かれていた金額です。価格は医療機関や手術の方法によって違い、保険診療でも入院が必要な場合は費用が上がります。比べるときは、手術費のほかに、診察料、麻酔、薬、術後の通院を含めた総額で確かめてください。

手術の方法と流れ

大人の包茎手術で一般的なのは、余っている包皮を輪のように切り取り、残った包皮を縫い合わせる環状切除術です。局所麻酔で行い、手術時間は30分〜1時間ほどで、日帰りで受けられることが多いとされています。

  1. 診察:包茎の種類や炎症の有無を確かめ、保険が使えるかを判断します。
  2. 説明と同意:手術の方法、費用の総額、起こりうる合併症(出血、腫れ、傷あとなど)の説明を受けます。
  3. 手術:局所麻酔をして手術をします。溶ける糸を使い、抜糸のいらない施設もあります。
  4. 術後の診察:傷の状態を確かめます。回数は施設によって違います。

カントン包茎で腫れている場合は、まず手で包皮を戻す処置を行い、戻らない場合は包皮の口を切って締めつけをゆるめます。

術後の過ごし方

  • シャワー:翌日からできるとする施設が多くあります。湯船につかる時期は医療機関の指示に従ってください。
  • 性行為・マスターベーション:3週間〜1か月ほど控えるよう案内している泌尿器科があります。
  • 痛みと腫れ:数日〜1週間ほどは、痛みや腫れが出ることがあります。出血が止まらない、腫れがひどくなるといった場合は、すぐに手術を受けた医療機関に連絡してください。

高額請求のトラブル

男性の美容医療トラブルについての注意喚起国民生活センター2019相談事例
7万円広告を見て想定した価格
100万円超実際にかかった手術費
188消費者ホットライン
寄せられた相談
「包茎手術が7万円でできると思ったが、不安をあおられてオプションを付加され、約100万円を超える手術費が掛かってしまった」
よくある流れ
不安をあおられる、当日の手術や契約をせかされる、費用やリスクの説明が足りない、医師ではない職員が治療内容を決めているように見える
アドバイス
広告だけで決めず、公的機関の注意喚起を調べてから受診する。内容に納得できない、当日の手術をせかされるといった場合は契約しない。困ったときは消費生活センター(188)に相談する

「このままだと病気になる」「今日なら安くなる」と言われても、その場で決める必要はありません。仮性包茎は急いで手術をするものではありません。

クリニック選びで確かめたいこと

  • 診断の説明:自分がどの種類の包茎で、手術が医学的に必要かどうかを、医師から説明してもらえるか。
  • 保険の扱い:真性包茎・カントン包茎の場合に、保険の手術ができるか、できない場合はその理由を説明してもらえるか。
  • 総額の提示:手術費、麻酔、薬、術後の診察を含めた総額が、書面で示されるか。オプション(「傷あとが目立たない」「増大」などの追加の処置)を断れるか。
  • 説明する人:手術の内容とリスクを、カウンセラーではなく医師が説明するか。
  • 考える時間:当日の手術や契約をせかされないか。一度持ち帰って考えられるか。

はじめての相談先に迷ったら、泌尿器科を受診するのが確実です。泌尿器科とメンズクリニックの違いはEDや早漏は何科?にまとめています。

よくある質問

包茎手術は保険が使えますか?

真性包茎やカントン包茎と診断された場合は、泌尿器科などで保険診療として手術を受けられることがあります。仮性包茎の手術や、見た目を整えるための手術は、保険が使えない自由診療です。保険の手術を行っているかは医療機関ごとに違うので、受診前に確かめてください。

包茎手術の費用はいくらですか?

保険診療の例では、3割負担で約1万円とするクリニックがあります。自由診療では、泌尿器科の例で約8万円〜10万円でした(2026年10月時点)。美容系のクリニックでは、広告の価格にオプションが加わり、100万円を超えたという相談も国民生活センターに寄せられています。

手術のあと、性行為はいつからできますか?

2つの泌尿器科の説明では、性行為やマスターベーションは3週間〜1か月ほど控えるよう案内されています。シャワーは翌日からできるとする施設が多いようです。くわしくは手術を受ける医療機関の指示に従ってください。

参考文献

  1. ももたろう腎・泌尿器科クリニック「包茎手術」 momotaro-clinic.com/phimosis/(閲覧日 2026年10月13日)
  2. さいたま泌尿器科クリニック「包茎」 saitama-urology.jp/uncut.html(閲覧日 2026年10月13日)
  3. 国民生活センター「包茎手術、薄毛治療など、男性の美容医療トラブルに注意!」(2019年11月21日) www.kokusen.go.jp/news/data/n-20191121_1.html(閲覧日 2026年10月13日)
  4. メディカルノート「包茎」(監修:永尾光一 先生、2020年7月8日更新) medicalnote.jp/diseases/%E5%8C%85%E8%8C%8E(閲覧日 2026年10月13日)
  5. ドクターズ・ファイル「包茎」(監修:宍戸俊英 先生、東京医科大学八王子医療センター) doctorsfile.jp/medication/290/(閲覧日 2026年10月13日)

あわせて読む

治療・クリニックの新着記事