研究ニュース
手術前の運動量と、前立腺がん手術後の性機能
参考にした論文や資料は記事の最後に載せています。編集方針
アメリカの2つの医療機関で、前立腺がんのため前立腺をすべて取る手術(根治的前立腺全摘除術)を受けた男性401人を、手術前から12か月後まで追った前向きの研究です。

ひとことで
研究では、手術前の運動量が多かった男性で、前立腺がん手術の6か月後・12か月後の性機能スコアが高かったという結果が報告されました。
2.42倍運動量が多い人で12か月後に性機能が回復したオッズ(統計的な差ははっきりしない)
わかったこと
- 前立腺全摘除術を受けた米国の男性401人を、手術前の運動量で3つに分けて12か月追跡
- 運動量が多い人は手術前の性機能スコアが高く、6か月後・12か月後にも差がみられた
- 12か月後までの性機能の回復は2.42倍だったが、統計的にははっきりしない差
注意したい点
運動量も性機能も本人の申告で、運動量の多い人はもともと健康状態が良かった可能性があります。参加者は2011〜2014年に集められた人たちで、運動を勧めた試験ではないため、運動が回復を助けるかどうかはわかりません。性機能は勃起を含む性生活全体の質問票(EPIC)で評価しています。手術前後の運動や体の回復については主治医に相談してください。
出典
- Harper A, et al. Urol Oncol (2026)論文原文を見る
要約は出典をもとに編集部が書いたものです。

