20代の早漏・ED:若い世代に多い原因と、自分でできること
参考にした論文や資料は記事の最後に載せています。医師の監修は受けていません。編集方針
「まだ20代なのに」と思うと、誰にも言えなくなります。ですが、20代の早漏やEDは珍しいことではありません。若い世代に多い原因と、今からできることを紹介します。

日本の全国調査では、20〜24歳の26.6%がEDに当てはまり、50〜54歳(27.8%)とほぼ同じでした。20代のEDは、緊張や不安、疲れなど心の要因がかかわることが多いとされます。早漏は、初めのころから続く生涯型なのか、ある時期からなのかで考え方が変わります。
20代のEDはどれくらい?
- わかったこと
- 20代のEDの割合は30代・40代より高かった。20〜24歳では、性欲や満足度も想定より低かった
- 注意
- オンラインのアンケート調査で、医師が診断したものではありません
海外でも、持病のない18〜39歳の男性361人のうち32.7%がEDの基準に当てはまったという調査があります(マレーシア、2026年)。若いからEDにならない、ということはありません。
20代に多い原因
- 緊張・不安:経験が少ない、相手が新しい、一度うまくいかなかったことを引きずっている。
- 疲れ・睡眠不足:仕事や生活のリズムが不規則になりやすい年代です。
- お酒:飲んだ日だけうまくいかない場合は、お酒の影響が考えられます。
- 体の要因:若くても、肥満や糖尿病、ホルモンの病気が隠れていることがあります。
朝立ちがあって、一人のときは問題がないのに本番だけうまくいかない場合は、心の要因がかかわっていることが多いとされます。
20代の早漏
初めての性交のころからずっと早い場合は「生涯型」、以前は問題がなかったのにある時期から早くなった場合は「獲得型」と考えます。久しぶりのときや新しい相手のときだけ早い、というのはよくあることです。タイプの見分け方は早漏は生まれつき?後天的?にまとめています。
自分でできること
- 骨盤底筋トレーニング:生涯型の早漏の男性40人が12週間続けたイタリアの研究では、33人が射精をコントロールできるようになったと報告されています(比べるグループのない研究です)。
- 有酸素運動:生涯型の早漏の男性で、週5回・30分走ったグループの射精までの時間が延びたという比較試験があります(小規模な研究です)。
- 生活を整える:睡眠、お酒の量、たばこを見直す。
どれも全員に同じ結果が出るとは限りません。詳しくは早漏改善のためにできること、ED改善のためにできることで紹介しています。
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悩みが続いている、急に勃起しにくくなった、朝立ちもない、という場合は泌尿器科・メンズクリニックで相談してください。20代でも相談する人は少なくありません。オンライン診療についてはED・早漏のオンライン診療の選び方にまとめています。
よくある質問
20代でもEDになりますか?
なります。日本性機能学会の2023年の全国調査では、20〜24歳でEDに当てはまる人の割合が26.6%と、50〜54歳(27.8%)とほぼ同じでした。若い世代では、緊張や不安、疲れなど心の要因がかかわることが多いとされますが、体の病気が隠れていることもあります。
一人でするときは大丈夫なのに、本番だけうまくいきません。
朝立ちがあり、一人のときは問題なく勃起する場合は、緊張や不安など心の要因がかかわっていることが多いとされます。「また失敗するかも」という不安が次の失敗を呼ぶこともあります。悩みが続く場合は、泌尿器科やメンズクリニックで相談できます。
早漏は自分で改善できますか?
自分でできる方法としては、骨盤底筋トレーニング、走るなどの有酸素運動、スタート・ストップ法などの行動療法が研究されています。どれも小規模な研究が中心で、全員に同じ結果が出るわけではありません。悩みが続く場合や、ある時期から急に起きるようになった場合は、泌尿器科・メンズクリニックで相談してください。薬やカウンセリングなどの選択肢もあります。
早漏は何分からですか?
国際性機能学会(ISSM)の定義では、初めての性交のころから挿入後おおむね1分以内に射精することが続く「生涯型」と、ある時期からおおむね3分以内になった「獲得型」に分けられます。時間だけでなく、射精をほとんど遅らせられないこと、そのことで悩みや苦痛があることも条件に含まれます。3分を少し超えるからといって心配しすぎる必要はなく、悩んでいるかどうかが大切です。
参考文献
- マネーポストWEB「若年性ED」日本性機能学会の全国調査の年代別の結果を紹介した記事(2024年10月9日) www.moneypost.jp/1195538(閲覧日 2026年10月13日)
- Tsujimura A, et al. Erectile Function and Sexual Activity Are Declining in the Younger Generation: Results from a National Survey in Japan. World J Mens Health. 2025;43(1):239-248. doaj.org/article/20ccf4e7c8c248878e7a620007ffe2c9(閲覧日 2026年10月13日)
- Arvinder-Singh HS, et al. Prevalence of erectile dysfunction among healthy young men aged 18-39. Sex Med. 2026. doi.org/10.1093/sexmed/qfag009(閲覧日 2026年10月13日)
- Serefoglu EC, et al. An evidence-based unified definition of lifelong and acquired premature ejaculation: report of the second International Society for Sexual Medicine Ad Hoc Committee for the Definition of Premature Ejaculation. J Sex Med. 2014;11(6):1423-1441. repub.eur.nl/pub/74335(閲覧日 2026年10月13日)
- Pastore AL, et al. Pelvic floor muscle rehabilitation for patients with lifelong premature ejaculation: a novel therapeutic approach. Ther Adv Urol. 2014;6(3):83-88. doaj.org/article/aea4980b10dd4dd791f1f3168656deb5(閲覧日 2026年10月13日)
- Kilinc MF, et al. Impact of physical activity on patient self-reported outcomes of lifelong premature ejaculation patients: results of a prospective, randomised, sham-controlled trial. Andrologia. 2018;50(1):e12799. search.pedro.org.au/search-results/record-detail/52397(閲覧日 2026年10月13日)


