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スクワットもブリッジも。骨盤底筋トレーニングの体操7種

最終更新 参考文献 1件約5分Chordup 編集部

この記事は論文・学会・公的機関の資料をもとに作成し、出典を記事の最後に示しています。医師の監修は受けていません。編集方針

骨盤底筋は、お尻・太もも・お腹の深い筋肉と一緒に骨盤を支えています。寝た姿勢で場所をつかみ、慣れたら座って・立って・スクワットへと、姿勢を変えながら続けるのがおすすめです。どの体操でも、息を吐きながら締め、吸いながらゆるめます。

なぜ骨盤まわりの筋肉も大事なのか

骨盤底筋はハンモックのように骨盤の底を支えていますが、単独で働いているわけではありません。お腹の奥の腹横筋、背骨を支える多裂筋、横隔膜と一緒に「お腹の圧」を調整し、お尻や太ももの筋肉が骨盤の傾きを支えています。

スクワットやブリッジは、これらのまわりの筋肉を使う運動です。ただし骨盤底筋そのものは、意識して締めないと十分に働きません。動きと締めるタイミングを合わせることがポイントです。

始める順番

  1. あお向けで場所をつかむ。重力の影響が少なく、締める感覚がわかりやすい姿勢です。
  2. 座って・四つばいで回数を重ねる。仕事の合間にもできます。
  3. 立って・スクワット・ブリッジで動きと合わせる。日常の動作に近く、負荷も上がります。

アプリ「メンズコア」に入っている体操と同じ内容です。赤い点が骨盤底筋の位置です。

あお向けケーゲル

一番の基本。筋肉の動きをつかみやすい姿勢です。

  1. あお向けに寝て、両ひざを立てます。足は腰幅に開きます
  2. 鼻からゆっくり息を吸い、お腹をふくらませます
  3. 口から息を吐きながら、骨盤底筋を締めて、内側へ引き上げます
  4. 呼吸は止めずに、そのまま5秒キープします
  5. 息を吸いながら、ゆっくり完全にゆるめます

5秒 締める5秒 ゆるめる× 10回・2セット

お尻やお腹に力が入っていないか、手を当てて確かめると効果的です。

ブリッジ

お尻と体幹も使いながら、骨盤底筋を締めます。

  1. あお向けに寝て、両ひざを立てます。腕は体の横に置きます
  2. 鼻から息を吸います
  3. 口から吐きながら骨盤底筋を締め、お尻を持ち上げて肩からひざまでを一直線にします
  4. そのまま5秒キープします
  5. 息を吸いながら、お尻をゆっくり下ろしてゆるめます

5秒 締める5秒 ゆるめる× 10回・2セット

腰を反らしすぎないように。お尻を上げる高さは無理のない範囲で大丈夫です。

四つばいケーゲル

お腹の重みが抜けて、骨盤底筋だけに集中しやすい姿勢です。

  1. 手は肩の真下、ひざは股関節の真下について四つばいになります
  2. 鼻からゆっくり息を吸い、お腹をふくらませます
  3. 口から息を吐きながら、骨盤底筋を締めて、内側へ引き上げます
  4. 呼吸は止めずに、そのまま5秒キープします
  5. 息を吸いながら、ゆっくり完全にゆるめます

5秒 締める5秒 ゆるめる× 10回・2セット

背中は丸めず、まっすぐに保ちます。

座ってケーゲル

仕事中や移動中にもできる、続けやすい姿勢です。

  1. いすに浅めに座り、背すじを伸ばします。足裏は床につけます
  2. 鼻からゆっくり息を吸い、お腹をふくらませます
  3. 口から息を吐きながら、座面から骨盤底筋を持ち上げるように締めます
  4. 呼吸は止めずに、そのまま5秒キープします
  5. 息を吸いながら、ゆっくり完全にゆるめます

5秒 締める5秒 ゆるめる× 10回・2セット

デスクワークの合間に1セットだけでも十分です。

腹式呼吸リラックス

呼吸と骨盤底筋の動きを合わせる練習です。ゆるめる感覚もつかめます。

  1. あぐらか正座で座り、片手を胸、片手をお腹に当てます
  2. 鼻から吸って、お腹をふくらませます。骨盤底筋が下にゆるむのを感じます
  3. 口から細く長く吐きながら、骨盤底筋を軽く引き上げます
  4. 力みを抜いて、これを繰り返します

4秒 締める4秒 ゆるめる× 10回・1セット

締めるより「ゆるめる」を意識します。トレーニングの最初や最後のクールダウンに。

スクワット

脚とお尻の動きに、骨盤底筋の締めを組み合わせます。

  1. 足を肩幅に開いて立ち、腕を前に伸ばします
  2. 息を吸いながら、お尻を後ろに引いて腰を落とします
  3. 口から吐きながら骨盤底筋を締め、立ち上がります
  4. 立ち上がったら、ゆるめます

3秒 締める3秒 ゆるめる× 10回・2セット

ひざがつま先より前に出すぎないように。浅めのスクワットからで大丈夫です。

立ってケーゲル

日常の動作に近い姿勢。慣れてきたらこちらも。

  1. 足を腰幅に開いてまっすぐ立ちます。ひざは軽くゆるめます
  2. 鼻からゆっくり息を吸い、お腹をふくらませます
  3. 口から息を吐きながら、骨盤底筋を締めて、内側へ引き上げます
  4. 呼吸は止めずに、そのまま5秒キープします
  5. 息を吸いながら、ゆっくり完全にゆるめます

5秒 締める5秒 ゆるめる× 10回・2セット

信号待ちや歯みがき中など、毎日の習慣に組み込むと続けやすくなります。

1分ケーゲルを、いまやってみるまずは基本のリズムから。断面図の動きに合わせて、締める・ゆるめるを10回。登録もアプリも不要です。

全身の運動と男性の健康

EDの原因には、血管の老化・肥満・高血圧などがかかわることが多く、骨盤底筋だけでなく全身の運動も研究されています。有酸素運動と筋トレを含めた1週間の組み立て方は男性の運動プランにまとめています。

運動とEDの研究をまとめた系統的レビューGerbild ら2018Sexual Medicine
対象
運動不足・肥満・高血圧・メタボリック症候群・心血管の病気がかかわるEDの男性を対象にした介入研究
著者らの提案
中〜高強度の有酸素運動を1回40分、週4回、約6か月
注意
原因がほかにあるEDには当てはまりません。運動を始める前に、持病のある方は医師に相談してください

よくある質問

スクワットでも骨盤底筋は鍛えられますか?

スクワットやブリッジは、お尻・太もも・体幹といった骨盤を支えるまわりの筋肉を使う運動です。骨盤底筋そのものは意識して締めないと働きにくいため、立ち上がるときに骨盤底筋を締めるなど、ケーゲル体操と組み合わせて行うのがおすすめです。

1日にどれくらいやればいいですか?

数秒締めて同じ時間ゆるめる動きを8〜10回で1セットとし、1日3回(朝・昼・夜など)が目安です。慣れないうちは1日1〜2回から始めてもかまいません。EDや早漏を対象にした研究の多くも、毎日のトレーニングを12週間(約3か月)前後続けています。

参考文献

  1. Gerbild H, et al. Physical Activity to Improve Erectile Function: A Systematic Review of Intervention Studies. Sex Med. 2018;6(2):75-89. doaj.org/article/91eb296258654277ba5cb0268ced6754(閲覧日 2026年10月13日)

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