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ケーゲル体操とED:研究でわかっていること

最終更新 参考文献 2件約4分Chordup 編集部

この記事は論文・学会・公的機関の資料をもとに作成し、出典を記事の最後に示しています。医師の監修は受けていません。編集方針

骨盤底筋トレーニングとEDの関係は、英国で55人の男性を対象にしたランダム化比較試験(Dorey ら、2004年)で調べられ、トレーニングを続けたグループで勃起機能の評価が良くなったと報告されています。ただし小規模な研究で、EDの原因は人によって違います。気になる場合は、まず泌尿器科やメンズクリニックで相談してください。

なぜ骨盤底筋とEDが関係するのか

骨盤底筋の一部(坐骨海綿体筋・球海綿体筋)は陰茎の付け根を囲んでいて、勃起のときに血液を陰茎にとどめる働きにかかわると考えられています。途中で勃起が保てなくなる、いわゆる「中折れ」の悩みとも関係が語られるのはこのためです。そこで、これらの筋肉を鍛えることで勃起の維持を支えられるのではないか、という考えから研究が行われてきました。

骨盤底筋
骨盤底筋は陰茎の付け根の奥にあり、尿道がその中を通っています。

研究の内容

骨盤底筋トレーニングとEDのランダム化比較試験Dorey ら2004英国
55人参加者
40%正常と評価
35.5%改善と評価
24.5%変化なし
方法
理学療法士の指導による骨盤底筋トレーニング(自宅での運動とバイオフィードバック)と、生活習慣の指導だけのグループを3か月比較し、その後は全員がトレーニングを実施
掲載
British Journal of General Practice

この研究は、男性の骨盤底筋トレーニングを紹介する海外の医療機関や国内のクリニックのページでもよく引用されています。

研究の限界

  • 参加者は55人と少なく、一つの地域での結果です。
  • 理学療法士が直接指導しており、自己流やアプリだけで同じ結果になるかはわかりません。
  • 約4分の1の人には変化がありませんでした。原因によって合う・合わないがあると考えられます。
1分ケーゲルを、いまやってみる試してみるなら、まず正しい締め方から。断面図の動きに合わせて、締める・ゆるめるを10回。登録もアプリも不要です。

EDの主な原因と受診の目安

EDの原因は、動脈硬化などの血管の問題、糖尿病や神経の病気、ホルモン、薬の副作用、ストレスや不安などさまざまで、いくつかが重なることも多いです。運動不足や肥満がかかわるEDでは、有酸素運動(週160分前後)や筋トレとの組み合わせも研究されています。男性の運動プランで、3つの運動の研究をまとめています。

EDは心臓や血管の病気のサインになることもあります。次のような場合は早めに泌尿器科・メンズクリニックで相談してください。

  • 勃起の悩みが数か月以上続いている
  • 糖尿病・高血圧・脂質異常症などがある
  • 胸の痛みや息切れなど、ほかの体の変化もある

オンライン診療という選択肢

泌尿器科やメンズクリニックへの相談は、通院のほかにオンライン診療でもできます。スマートフォンのビデオ通話などで医師と話し、必要と判断されれば薬が自宅に届く仕組みで、待合室で人と顔を合わせずに済みます。

  • 多くは保険の使えない自由診療で、料金は医療機関によって違います。
  • 初診からオンラインで受けられるかどうかも、医療機関ごとに違います。
  • 持病や服用中の薬は、必ず医師に伝えてください。
  • 個人輸入の薬や、効果をうたうサプリメントには注意してください。偽造品や健康被害が報告されています。

よくある質問

ケーゲル体操はEDに効果がありますか?

英国で55人の男性を対象にしたランダム化比較試験(Dorey ら、2004年)では、骨盤底筋トレーニングを続けたグループで勃起機能の評価が良くなったと報告されています。ただし小規模な研究で、EDの原因は血管・神経・ホルモン・心理面などさまざまです。EDの悩みはまず泌尿器科やメンズクリニックに相談してください。

骨盤底筋トレーニングだけで十分ですか?

EDや早漏と運動の関係では、骨盤底筋トレーニングのほかに、有酸素運動(週150分前後)や、有酸素運動と筋トレの組み合わせも研究されています。どれも小規模な研究が中心で、運動が治療の代わりになるとはいえません。3つの運動の研究と週の組み立て方は男性の運動プランにまとめています。

このアプリやサイトでEDや早漏は治りますか?

「必ず治る」とお約束することはできません。メンズコアは、EDや早漏の悩みに向き合う男性のために、研究で効果が報告されている方法を届けるサイトとアプリです。骨盤底筋トレーニングや有酸素運動は、臨床試験で勃起機能や射精のコントロールに変化が見られたと報告されている方法の一つで、科学的な根拠にもとづくトレーニングとして提供しています。ただし研究の多くは小規模で、すべての人に同じ効果があるとは限りません。医療機器でも治療の代わりでもないため、症状が続く場合は医療機関への相談もあわせて検討してください。

参考文献

  1. Dorey G, et al. Randomised controlled trial of pelvic floor muscle exercises and manometric biofeedback for erectile dysfunction. Br J Gen Pract. 2004;54(508):819-825. pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC1324914/(閲覧日 2026年10月13日)
  2. Gerbild H, et al. Physical Activity to Improve Erectile Function: A Systematic Review of Intervention Studies. Sex Med. 2018;6(2):75-89. doaj.org/article/91eb296258654277ba5cb0268ced6754(閲覧日 2026年10月13日)

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