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中折れの原因と対策:途中で萎えるのはなぜ?自分でできることと受診の目安

最終更新 参考文献 6件約6分Chordup 編集部

この記事は論文・学会・公的機関の資料をもとに作成し、出典を記事の最後に示しています。医師の監修は受けていません。編集方針

途中で硬さがなくなる。一度気になると、次も同じことが起きないかと不安になります。中折れはEDの一つの形で、原因がわかれば、自分でできることも、相談できる場所もあります。

Point

中折れは、勃起を保てなくなる状態で、EDの一つの形です。原因は、緊張・お酒・疲れなどその場の要因と、血管・筋肉・年齢など体の要因に分けて考えます。たまに起きるのは珍しくありませんが、続くなら相談の目安です。自分でできることとしては、骨盤底筋トレーニングや有酸素運動、体重の見直しが研究されています。

中折れとは

EDは「性行為において十分な勃起が得られない、または維持できないために満足な性行為を行えない状態」と説明されています(メディカルノート)。挿入の前後や途中で硬さがなくなる中折れは、このうち勃起を維持できないほうにあたります。

日本人の既婚男性の勃起の硬さ、1991年と2023年の比較Sato ら2026Int J Urol
3,795人2023年の既婚男性
20〜79歳対象
32年比べた期間
わかったこと
挿入に不十分な硬さ(EHSグレード2以下)の人の割合は、1991年に比べて2023年のほうが、75〜79歳を除くすべての年代で高かった。朝立ちがまったくない人の割合も、すべての年代で高かった
注意
2つの調査は方法や対象が同じではなく、変化の原因まではわかりません

中折れの2つの原因

EDの原因は、心の要因による「心因性」、体の病気による「器質性」、その両方がかかわる「混合性」に分けられます。中折れも、次の2つに分けて考えると、自分に合う対策を選びやすくなります。

その場の要因

  • 緊張やプレッシャー、前回うまくいかなかった不安
  • お酒の飲みすぎ
  • 疲れや睡眠不足
  • コンドームの装着などで刺激が途切れる

体の要因

  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症など、血管にかかわる病気
  • たばこ、お腹まわりの脂肪、運動不足
  • 年齢とともに起きる血管や筋肉の変化
  • 飲んでいる薬の影響

体の要因で勃起しにくくなると、「また萎えるかも」という不安が重なり、その場の要因も強くなりやすいとされます(混合性)。1人で悩むより、どちらが近いかを知ることが最初の一歩です。気になる項目がある場合は1分セルフチェックでも確かめられます。

勃起を保つ筋肉

勃起は、陰茎に流れ込んだ血液がとどまることで続きます。陰茎の付け根を囲む坐骨海綿体筋・球海綿体筋(骨盤底筋の一部)は、締まることで血液が戻るのを抑え、硬さを保つ働きにかかわると考えられています。

骨盤底筋トレーニングとEDのランダム化比較試験Dorey ら2004英国
55人参加者
3か月期間
40%正常と評価
方法
理学療法士の指導で、あお向け・座位・立位で毎日締める練習を続けた
比較
生活習慣の指導だけのグループ
注意
小規模な研究で、指導つきの方法です
1分ケーゲルを、いまやってみる勃起を保つ筋肉の練習を、ここで1分だけ。断面図の動きに合わせて、締める・ゆるめるを10回。登録もアプリも不要です。

その場でできる対策

  • お酒は控えめに:飲みすぎると勃起が保ちにくくなります。大事な日は量を決めておきます。
  • 疲れた日は無理をしない:睡眠不足や疲れも影響します。日を改めるのも一つの方法です。
  • 焦らない:一度萎えても、刺激を続ければ戻ることがあります。「次も失敗するかも」という不安は、中折れを起こしやすくします。
  • パートナーと話す:挿入だけにこだわらず、ゆっくり進めることで気持ちが楽になる人もいます。

習慣で取り組めること

体の要因には、時間をかけて取り組むものが研究されています。

  • 骨盤底筋トレーニング:3〜5秒締めて同じ時間ゆるめるを10回、1日3回。上の研究では3か月続けています。やり方は男性のケーゲル体操のやり方で紹介しています。
  • 有酸素運動:運動とEDの研究をまとめたレビュー(Gerbild ら、2018年)では、1回40分・週4回の中〜高強度の運動を約6か月続けた研究が多くありました。
  • 体重と食事:肥満の男性110人の試験(Esposito ら、2004年)では、食事と運動で体重を減らすよう2年間指導したグループの31%で、勃起機能の評価が正常の範囲になりました(比較群は5%)。食事はED・早漏と食事にまとめています。
  • 禁煙:たばこは血管に負担をかけ、EDの原因の一つとして知られています。

20代・30代の中折れ

中折れは、若い世代でも起きます。日本の全国調査では、EDに当てはまる人は20〜79歳の男性の30.9%と推計され、20〜24歳の若い世代でも性欲や満足度が想定より低かったと報告されています(日本性機能学会)。1991年と比べた研究でも、勃起の硬さや朝立ちの変化は特に若い世代と中年で大きかったとされています(研究の紹介)。若い世代では、緊張やプレッシャー、疲れ、お酒などその場の要因がかかわることも少なくありませんが、体の病気が隠れていることもあります。続く場合は年齢にかかわらず相談してください。

受診の目安

中折れが何度も続く、急に起きるようになった、朝立ちがほとんどなくなった、糖尿病・高血圧・脂質異常症がある、胸の痛みや息切れがある場合は、泌尿器科・メンズクリニック・内科で相談してください。EDは心臓や血管の病気のサインになることがあります。医療機関では勃起を助ける飲み薬(PDE5阻害薬)が一般的に使われていて、オンライン診療で相談できるところもあります。研究と受診の目安はED改善のためにできることにまとめています。

よくある質問

中折れはEDですか?

EDは、十分な勃起が得られない、または維持できないために満足な性行為ができない状態と説明されていて、勃起を維持できない「中折れ」も含まれます。ただし、疲れや飲酒でたまに起きるだけなら珍しいことではありません。何度も続く場合や、急に起きるようになった場合は、泌尿器科やメンズクリニックで相談できます。

中折れは20代や30代でも起きますか?

起きます。若い世代では、緊張やプレッシャー、疲れ、睡眠不足、お酒など、その場の要因がかかわることも少なくありません。日本の全国調査では、20〜24歳の若い世代でも性欲や満足度が想定より低かったと報告されています。続く場合は年齢にかかわらず相談してください。

EDは運動や生活習慣で改善できますか?

有酸素運動(週160分前後)、骨盤底筋トレーニング、体重を減らすための食事と運動などが研究されています。たとえば肥満の男性110人のランダム化比較試験(Esposito ら、2004年)では、2年間生活習慣を見直したグループの約3割で勃起機能の評価が正常の範囲になったと報告されています。ただしEDは心臓や血管の病気のサインのこともあるため、まず医療機関で原因を確かめることが大切です。

このアプリやサイトでEDや早漏は治りますか?

「必ず治る」とお約束することはできません。メンズコアは、EDや早漏の悩みに向き合う男性のために、研究で効果が報告されている方法を届けるサイトとアプリです。骨盤底筋トレーニングや有酸素運動は、臨床試験で勃起機能や射精のコントロールに変化が見られたと報告されている方法の一つで、科学的な根拠にもとづくトレーニングとして提供しています。ただし研究の多くは小規模で、すべての人に同じ効果があるとは限りません。医療機器でも治療の代わりでもないため、症状が続く場合は医療機関への相談もあわせて検討してください。

参考文献

  1. メディカルノート「勃起障害(ED)」(監修:永尾光一、2020年10月27日更新) medicalnote.jp/diseases/ED(閲覧日 2026年10月13日)
  2. Sato Y, et al. Three Decades of Change in Frequency of Sexual Intercourse and Sexual Function Among Japanese Men: A Comparative National Survey. Int J Urol. 2026. www.urotoday.com/recent-abstracts/men-s-health/erectile-dysf(閲覧日 2026年10月13日)
  3. 日本性機能学会 臨床研究促進委員会「日本人男性の性機能に関する全国調査」(2023年実施、20〜79歳の男性6,228人)2024年7月公表 newscast.jp/smart/news/4712306(閲覧日 2026年10月13日)
  4. Dorey G, et al. Randomised controlled trial of pelvic floor muscle exercises and manometric biofeedback for erectile dysfunction. Br J Gen Pract. 2004;54(508):819-825. pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC1324914/(閲覧日 2026年10月13日)
  5. Gerbild H, et al. Physical Activity to Improve Erectile Function: A Systematic Review of Intervention Studies. Sex Med. 2018;6(2):75-89. doaj.org/article/91eb296258654277ba5cb0268ced6754(閲覧日 2026年10月13日)
  6. Esposito K, et al. Effect of lifestyle changes on erectile dysfunction in obese men: a randomized controlled trial. JAMA. 2004;291(24):2978-2984. search.pedro.org.au/search-results/record-detail/11354(閲覧日 2026年10月13日)

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